SQUARE染textileのはじまりの話

私が学生の頃は、「染織」と言っていたものが、
今ではほとんどの場合、「テキスタイル」と表記される事が多くなりました。
染めか?織りか? どちらか一つを専攻に決めなくてはいけなかった時代から、もっと自由に幅広く学べる時代へと変化していきました。


現在は、化学的な材料も、技法もマシーンも進歩めまぐるしく、素材も本当に多種多様となりました。そうやって、色々な物が複雑化し絡み合い、すばらしいテキスタイルの作品や製品が生み出されました。
しかし、日本各地、世界各地で常に開催されているテキスタイル関連の展示会をみると、染めか?織りか?ミックスか?という基準でいくと、一枚の布を「手仕事で染める」行為だけで作られる布が圧倒的に少ない気がしてなりません。


一枚の布に染める事は、布に物理的に厚みや凹凸を付けないで、色を布の繊維に染み込ませて紋様を付けることです。
それを見る事は3Dのように手前に手前に素材が出てくるのではなく、奥に奥に透視のように色を見る事です。
染め。そこから奥に広がる染料の美しい世界。
この、染めの世界にもっとスポットライトをあてたいとずっと思っていました。


2014年、ようやくその夢の第一歩として、
「SQUARE染textile展 1」を企画する事が出来ました。


①人の手で1枚1枚染める事
②染める以外に加工をしない事
③見に来て下さった方が染めを見比べやすいように、同じ規格のパネルに貼る事


この企画にあたり、以上3点を条件としました。


「潔く、染め抜く。染めた布の奥深さ。」


現代美術作家、染色作家、伝統工芸作家、という垣根を超えた、「染めに特化したSQUARE染textile展」を、今後も続けていけたらと考えています。  


2014年      発起人 小林瑠璃     賛同人 荒姿寿 竹中明子


































2014年「SQUARE染textile展 1」
N e w s  
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